中華人民共和国人民解放軍には『三戦』という言葉がある。国連憲章により公然と武力でドンパチできない現代において敵国を攻撃する三つの有効な戦略・戦術のことだ。
直近の日中首脳会談は2012年に北京で野田政権下で行われた。APECのような国際会議ではなく首脳会談をするために北京に詣で、会えたのも主席ではなく温家宝首相だった。ところが野田首相がその秋に尖閣諸島の国有化に踏み切ったため、飼い犬に手を噛まれ面子をつぶされたと激怒した中国共産党政府は日本に攻勢を強めてくる。
2012.9.中国における反日デモ活動
2012.11.中国機尖閣諸島領空侵犯事件
2013.1.中国海軍レーダー照射事件
2013.11.尖閣諸島防空識別圏問題
2011~14.中国漁船による密猟
デモや密猟は違うのではという意見もあるだろうが、あの国は一党独裁の国家である。デモや密猟の先導(煽動)には政府筋の力が働いていると見るべきだ。
小笠原に200隻の大船団をおくるなんぞ強力な指揮命令系統がないと出来ない。
母船とみられる船舶をニュース映像で見たが防御武装(周囲に鉄筋固定)していた。
画像引用元:http://blog.goo.ne.jp/truenet/
この番組じゃないけどまあいいやw
話し合いの通用しない相手は存在する。そういう相手への有効な対処法は『一切の妥協をしない』ことだ。日本側は憲法9条の交戦権を認めない縛り&自衛隊の専守防衛縛りにことごくと堪え忍び、一切の妥協をせず極めて沈着冷静に対応し、遺憾砲を国際社会に撃ちつづけて来た。
「武力を行使しない対戦」は膠着に陥り、悪いタイミングで北京開催のAPECがやってきた。中国側の思惑としてこの対戦に勝利して来年の抗日戦勝70周年を盛大に迎えたかったのかもしれない。習近平国家主席は日本に対して有利とは言えない状況で日本国首相と会わなければならなくなってしまった。自国開催ホスト国議長だからw
異例ともいえる首脳会談前の合意文書発表にはこういう背景がある。安倍総理からの無理難題を呑まざるを得ない状況にならないよう布石を打ったのだ。日本側は無理難題を呑ませる気などサラサラないのだが、勝手に疑心暗鬼に陥ってしまった。漢民族はふだんから他を貶めることばかり考えているからこういう発想なのであろう。
日本側は『武力を行使しない対戦』の一時停戦を提案し、中国側は呑まざるを得なかった。その苦々しさゆえ、こんな憮然とした表情なのだろう。安倍総理は握手の前に笑顔で「お会い出来て云々」と話しかけたが、習が通訳を聞くや否やガン無視して視線を反らしたので、この表情になったw
ニュース映像:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141110/(2:17秒~)
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画像引用元⇒http://jp.wsj.com/news/articles/SB
勘違いしてはいけないのは、これで日中の緊張が緩和するわけではないということだ。一時停戦しただけであり、中国が日本侵攻の野望を持つ敵国であることには変わりない。日本国内には親中派・媚中派が多くはびこっている。くれぐれも勘違いするな!
この間、中止もしくは延期された日中間の交流行事はたくさんある。再開を望んでいるのだろうが、文化交流・経済交流・スポーツ交流の域を脱してしまうなよ。あの国は政治的にも軍事的にも敵国だ。
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APEC_2014_in_Beijing~日中首脳会談について
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