タイトル通り、個人的なMEMOです。
この記事からの続きです。
今秋から冬にかけての政治情勢①~Personal MEMO
http://ameblo.jp/egiihson/entry-11917370145.html
第2次安倍内閣改造がスタートしました。
前の記事で「内閣改造(無難な人選)」なんて書きましたが、大変失礼しました。
前の内閣に優るとも劣らない「重厚で安定していて仕事が出来そうな」という印象です。
閣僚全員じゃないです。内閣全体としての印象です。
人事で適材適所と言うのは難しいもので、適材が複数いるポストもあれば、適材が見当たらないポストもあり、また適材かどうかは評価する人によって違いますし。
よ~くバランスとったなあと感心しています。安倍総理は外交の手腕も凄いけど人事の手腕も凄い。と、わたくしなんぞが偉そうに批評するのは僭越が過ぎますね。
~谷垣幹事長についての感想~
【消費税10%について】
谷垣さんは小泉内閣で財務大臣を務め、自身の自民党総裁時代(野党時代)に民自公の三党合意で消費税増税をすすめてきた経歴があります。したがって谷垣さんが増税路線なのは当たり前でして講演会での発言は至極まっとうです。逆に「10%は慎重に」とか発言したらビックリです。
ただ、だからといって安倍内閣が増税路線かと言うとそれは別の話。増税を判断するのは幹事長ではなく総理です。なにか意図があって閣内から出した。つまり、閣内の増税派(麻生さん・甘利さん)とちがい谷垣さんは安倍総理とは距離があり、増税を見送るための説得がしにくいという推理もできます。
またそれとは別な理由、党内きってのリベラル派の重鎮ゆえ「見送るにあたって党内をまとめてほしい」という意図があるという推理も出来ます。安倍総理に造反する人たちが谷垣さんを神輿に担ぐことも考えられますが、谷垣さんは党内きってのリベラルなのでそんな神輿には乗らんでしょうね。
谷垣さんの幹事長起用から増税の方向性を探ることはできません。谷垣さんも就任後の会見で慎重な物言いをされています。くわしくは↓
http://news.livedoor.com/article/detail/9214357/
【谷垣幹事長から連想するのは】
それはあの苦しかった3年3カ月の野党時代です。あの時代を党を割らずにまとめた筆頭功労者が谷垣さん。
自民党の国会議員さんならみんなそう思い浮かべるでしょう。
よって、入閣待機組とか入閣待望組とか喉元過ぎれば熱さ忘れて能天気な事を言っている連中への無言の圧力になっている気がします。
2009年のミンス党に超追い風の衆議院選挙では、おおくの入閣待機組とか入閣待望組が小選挙区で当選できず比例復活に甘んじました。
落選した人もいたんじゃ?調べてはいませんけど。
谷垣さんも苦戦しました。ミンス党の新人(女性・元自衛官)に相当のところまで追いつめられました。でも小選挙区で勝ちましたよ。「きみらはどうだったの?」と幹事長を通して総理筋が言っているような気がしてなりません。
「あの野党時代があったから待機とか待望になっている。もう少し待って!引退が近い人が先やから」なんてねw
総裁経験者が幹事長というのは前例がない。いえいえ前例がないことは第2次安倍内閣でやってます。総理経験者が副総理、大臣経験者が副大臣。前例がないことなど異議を唱える理由にはなりません。ましてや安倍さんの2回目の総理就任が前例のないこと。
そういえば谷垣派からも待機組の起用はありませんでしたね。
当選3回なのに大臣をやって今度は政調会長に任命されたこの方に関する不満への牽制にもなってます。
彼女は郵政刺客として小泉総理に抜擢され2005年に初当選しました。
非常に厳しい選挙で次点との差は数百票、つぎの選挙がミンス追い風選挙です。
彼女はこの選挙も小選挙区で勝ちましたよ。当選3回でも中身の濃さが凄いです。
むろん人物としても政治家としても素晴らしい方です。郵政刺客の新人で生き残っているのは彼女と片山さつきさん・佐藤ゆかりさんくらいですかね?衆議院で当選し続けているのは稲田さんだけだと思います。(新人の刺客ね)
【おまけ】
意図的に排除されたのではと思ったので少しw
「金目でしょ」の失言だけじゃなくて意図的ということです。この人は谷垣自民党総裁時代(野党時代)の幹事長ですが、下野した自民党の幹事長なんぞ重要ではなく仕事らしい仕事してませんでしたね。下剋上の準備してたんでしょう。党のほうは谷垣総裁と大島副総裁が仕切ってました。
下剋上というのは、谷垣総裁下の執行部に幹事長職で居ながら2012年の自民党総裁選に現総裁の谷垣氏を差し置いて出馬したことです。谷垣さんは静かに一人で不出馬を決断されました。ノビテルにいい感情は持ってないかと。
政権与党の場合は総裁に代わって党を仕切るのが幹事長ですから、谷垣さんに背後から弓を引いた人間には退場してもらわないと党がまとまらない。実際に彼の派閥(研究会)からも改造内閣に閣僚は入っていません。党三役にも入っていません。あのゴリゴリの増税派(と言われてる人もw)↓
wikipedia.org/wiki/近未来政治研究会
まあなんやかんやで2012年の総裁選でのライバルはすべて押さえこんでしまいましたね。石波氏・林氏・町村氏(ハナから問題外の気も)・ノビテル・谷垣氏(不出馬でしたが)
2009年総裁選について☟日経の記事http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2601D_W2A920C1000000/
党四役から追い出された人も居ました。今は党三役ってことになってますが、昔は選対委員長を加えて四役だったんです。格下げになったけどもちろん選対委員長のポストはあります。ネット上では親韓ってことでひどく嫌われてる人の代わりに茂木敏充・元経産相が任命されました。くわしくは↓
【党役員人事】"安倍総裁好み、重厚なサプライズ"
http://blogos.com/article/93578/
【河村健夫・前選対委員長/山口3区】wikipedia.org/wiki/河村建夫
そういえば、河村健夫氏幹事長説もまことしやかに叫ばれてましたねえ・・・
日経の記事☟ http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS29H27_Z20C14A8MM8001/
ロイターの記事☟ http://jp.reuters.com/article/jp_blog/idJPKBN0GW16D20140901
んな人事はねえよっ! ( ̄へ  ̄ 凸
総理官邸筋はネット上の声には敏感です。
こんな人たちが幹事長や執行部じゃ選挙勝てないだろ?w
~ ~ ~ ~ お し ま い ~ ~ ~ ~
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今秋から冬にかけての政治情勢②~谷垣幹事長~Personal MEMO
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